『レバリッジ・リーディング』
本の詳細
タイトル : レバリッジ・リーディング
著者 : 本田直之
出版社 : 東洋経済新報社
発売日 : 2006/12/14
概要
「本を読むことは最高の投資であり、将来確実に100倍のリターンが得られる」
年間400冊以上の本を読む著者が、
たくさんの本を読み、それを確実に自分の力にしていくための独自の方法を記した本になります。
本の選び方、読み方、読後のフォロー(アウトプット)について、章ごとに分けて詳しく説明してくれます。
◯読む前に目標を明確にする
本書で紹介されている方法では、本を角から角まで読むのではなく、自分にとって大事なところをピックアップして読んでいくというところがポイントになります。
大事なところというのは、その本を読むに当たり知りたかったこと、得たい知識ということになるのですが、
そのためには本を読む前に自分が何を知りたいのか、何を得たいのかを明確にするということが必要になります。
読書するに当たり、自分の目標を明確にすることによって、
本を選ぶ時にも目的をもって選ぶことに繋がり、読んだことをそのまま自分の力にすることにも繋がりやすくなるということですね。
◯読後のフォローが読書の効果を決める
本を読んで覚えるだけでは大きなリターンには繋がりません。
本で得た知識をどう実践するかによって、読書の価値は決まります。
本書では読書中にページの角を折ったり、余白に書き込みなどをして、大事だと思ったことが分かるようにしておきます。
それを後からまとめてメモを作成し、隙間時間に読むことで定着、そして実践することで、
読書で得た知識をものにできるとしています。
感想
読書をすることは良いことで、たくさんした方がいいということを漠然と思ってただ読んでいるという人は多いのではないかと思います。(私もそうでした)
しかし読書は大事ですが、
その読み方・読んだ後が大事であること、
目標なく読んでいてもあまり意味がないこと、
というのが、「漠然と読書をしよう!」と思ってただただ読んでいるだけという人にはとても刺さる本ではないかと思います。
さらに、じゃあ具体的にどのようにすれば良いのか。というところまで詳しく説明されている為、
「読書をするようにしてるけど効果があるのか分からない」
「本を読んだ方がいいとは思っているけど、何を読めばいいのか分からない」
といった人にはうってつけの本ではないかと思います。
もしかしたら、既に普段から本をたくさん読んでいる人達からしたら、普通のことが書かれているのかもしれませんが、
「こうすれば確かに効果あるよな」と思わせる力がある本だなと感じました。
何にせよ漠然とたくさん本を読もう、という考えだった未熟な私にはとても為になる本でした。
読書ってすごい!